【日本食レストランで働くことになりました】
筆者のRonin(Ronin@ No more work)です!
【前回の記事】はこちらから。
https://roninlife03.com/2021/08/12/workaus28/
シドニーでの初仕事はジャパレスで調理の仕事をする事になった。
時給は$12/H(¥960円)の現金払い。
僕が働く時間は学校が終わった後の夜シフト。
時間は17時から21時までの4時間。
学校が終わった後に、家に戻らずそのまま職場に向かった。
今日からいよいよバイト生活がスタートする。
今日から宜しくお願いします!
今日から宜しくねー!
と言った具合で面接を担当してくれた社員さんと挨拶を交わす。
面接時には目に入らなかったスタッフの人たち。
数人の日本人スタッフ、年齢層は大体、20代〜40代ぐらい。
社員、ワーホリのバイト、永住権を持った人で何十年もこっちに住んでいる人達…。
色々な人たちが働いていた。
「おぉー!おはよう!! 今日から宜しくねー。」
「やぁ!今日から宜しくねー!!」
他のスタッフも皆とても気さくな人達だった。
オーストラリアに来て、ここまで多くの日本人に囲まれたのは初だった。
ここだけは日本にいるような感覚だった。
同胞の人たちに囲まれるこの安心感は凄い…。
制服として、Tシャツと三角巾、エプロンを支給される。
そして、それらを身に着けていざ、厨房デビューでのシェフデビューとなった。
(Tシャツは店のロゴと名前入りでフェスで販売されているグッズっぽいデザイン)
お店のオープン前に朝礼。日本の飲食店と同じ感じ。
そこで社員の人から「今日のひとこと」や伝達事項が伝えられる。
内容は改善目標だったり、お客さんの言葉だったりだ。
朝礼では接客業らしく“挨拶の発声練習”もしていく。
「ありがとうございました!」
「いらっしゃいませ!!」
「少々お待ちください!」
そう、挨拶は英語では無く、日本語なのだ。
「Welcome!」
「Thanks!!」
ではないのだ。
朝礼が終わるとそれぞれが、持ち場へ。
僕の担当は調理でポジションは「揚げ物&洗い場」担当。
5畳程の大きさのキッチンには、各種のポジションがある。
厨房の主なポジション。
1.オーダーが入り指示する管制塔の社員。
2.皿の盛り付けなどを行うポジション。
3.炒めもの、焼き物を行うポジション。(中級者・熱い)
4.フライヤーで揚げ物を担当するポジション。(初心者・熱い)
5.寿司などの巻物や冷たい物を担当するポジション。(上級者)
基本的に座ることは無く終始立ちっぱなしだ。休憩などはなく、ぶっ通しだ。
手が空けば何か“仕事”を見つけて常に動いている必要がある。
ホールのスタッフはグラス磨きやテーブルセットなど…。
調理場のスタッフは調理をする食材の下ごしらえをしていく。
僕が調理場で行う下ごしらえは以下のとおり。
揚げ物担当の仕事内容。
・天ぷら用のフラワー(衣)を作る。
・揚げ物用の野菜をカット。
・エビの皮むき&尾を扇形に広げる。
・焼き魚(冷凍品)を解凍してパックに詰め直す。
・時間があれば食洗機で洗い物。
・オーダーが入ればフライヤーにブツを投入。
大体、この流れで基本的に立ち話などしている時間は無い。
ここまで本格的に調理場で仕事をしたのは高校生以来だった。
「いらっしゃいませー!!」
そうこうしていると、はじめてのお客さんが来店して来た。
ドキドキ・ワクワク…。
ドキドキ・ワクワク…。
ホールの姿は見えないがホールスタッフから伝票がオーダーが調理場に伝えられる。
社揚げ豆腐? 天ぷら??
社員の人に作り方を教えてもらい、一緒に調理をスタート。
食材をフラワー(衣)をまぶしてフライヤーに投入して行く。
トントントン…。
パンパンパンパン…。
ジュワーッ…。
油の入ったフライヤーに投入したブツが泡を立てながら揚がり始める。
ア・チ・チ・チ…。
フライヤーの油が跳ねて早速腕を火傷…。
揚げ物を投入した瞬間に厨房の温度は半端なく熱くなり汗が吹き出てくる。
天ぷらなんて人生で始めて作った。
投入して終わりではない、そこから上手く衣を付け食材を大きく見せる。
ここで、学んだのは「いかに衣をウマく付けて大きく見せるか」と言うこと。
社員の人が作る天ぷらは美しい出来栄えだった。
色、形、など東京の道具街、かっぱ橋の展示用の食材ぐらいの完成度だ。
やはり本職は凄い…(゚A゚;)ゴクリ
僕もなんとか見よう見まねでやってみると…。
なんとか、それなりに形になった。
これをきれいに盛り付けていく。
完成品を見れば自分でも納得いくぐらい、中々良い出来栄えになった。
ほぉ…。
自分が作ったメニューをメニュー表で確認する。
自分の作った作品はいったいいくらで販売されているのか??
おぉ…。
この野菜の天ぷらセットが$15(¥1,450)…。
んで、揚げ豆腐が$10(¥800)…。
と自分が作った食材とメニュー表を見て正直驚いた…。
物価高っ…。
今オーダーしている商品だけでも客単価$40(¥3,600)ぐらい。
日本と違って水ももちろん無料では無い。
4人家族でアルコール類まで含めたら$100(¥8,000)ぐらい余裕だろう。
そこまで日本食レストランっていうのは高級料理なのだろうか?
特別な日に家族で訪れる高給レストランなのだろうか??
働きながら思った。
食材、家賃、人件費など含めてこのぐらいの値段設定なのか。
日本の感覚とは程遠い物価に目が点になりながらも調理を進めた。
その後、1組目のお客さんが入ってからは2組目、3組目…。
どんどんとお客さんが入ってくる。オーダーが入る度に厨房の忙しさも増して行く。
特に揚げ物はかなり忙しい…。
揚げ豆腐、天ぷらは特に人気で僕が担当する揚げ物は常にフル回転。
もう、フライヤーの中は大混雑…。
としまえんのプール状態。揚げ物でフライヤーの中は大混雑している。
ここでビックリしたのが…。
天ぷら以外にも揚げ物も一緒にフライヤーで揚げてしまう。
なんと、メニューにある焼き魚なども一緒に揚げてしまうのだ!!
焼き魚は頭だけフライヤーの中の油から顔を出して、口と目だけが宙を見ている。
八つ墓村の逆バージョンみたいだ…。
これはっ…。
見ては行けないものを見てしまったような気分にもなったが…。
と思って見ていたが、フライヤーでこんがり揚がった焼き魚ならぬ揚げ魚。
盛り付けると…。あら不思議!!
お皿に盛り付けると、大根おろしが添えられてしっかりとした焼き魚!!
から揚げや天ぷら、コロッケなどと入浴したとは思えない出来栄えに(^^)
焼き魚ならぬ揚げ魚に僕は人生で初めて出会った。
それに感動している間もなく…。
揚げ物が完成するまでの間に皿洗いもしなくてはならない。
業務用食洗機は熱湯で食器を洗うのだが、洗いたての皿はメチャクチャ熱い…。
ホールから下げられた皿がシンクに入り、油汚れを手で落とし、食洗機へ。
終われば熱々の皿を盛り付け担当の場所へ…。
そして、揚げ物の具合を確認をする為に再び灼熱のフライヤー前へ…。
マジで大変な仕事である…。
日本でも数々のバイトをこなしてきた僕でも、キツイレベル上位に入る程のバイトだった。
なんとか初日の営業が終わった頃…。
緊張と疲れで体はクタクタになった…。
最後のお客さんが帰った後へ閉店準備。
就業後は厨房の掃除。フライヤーの油を濾したり交換したり、ヌルヌルの床をデッキブラシで清掃したり。掃除、掃除、掃除…。とかなり細かい場所までじっくりとやる。
初日が終わった頃にはクタクタになった。
体を動かす仕事なので言われるように慣れればそうではないのは分かる。
にしても…、やはり厨房の仕事は本当に大変だ。
そして、時給は日本円で¥1,000以下…。
キツかった。
それでもスキルの無い自分がお金を稼げる事は嬉しい事だった。
こうして学校が残り1ヶ月を切った頃。
本格的にジャパレスでの調理のバイトを始める生活になっていった。
また次回の記事もよろしく!!
