はじめに|超広角レンズの世界へ、再び
新しいレンズを手に入れた夜、真っ先に向かったのは日比谷でした。
筆者がかつて使っていたトキナーの AT-X 124 PRO DX II(12-24mm F4)を売却してから1年以上。
ずっと気になっていた「超広角の世界」へ再び踏み込む機会がやってきました。今回そのお供に選んだのが、タムロンの SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD。
フルサイズ対応で開放F2.8という明るさを持つ、夜景撮影にも強い1本です。
カメラはNikon D750。
仕事終わりの夜、日比谷公園から東京駅丸の内まで、超広角レンズを胸に歩いてみました。
📷[夜の日比谷公園]
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日比谷図書館|夜の公園、都会のオアシスへ
仕事終わりの人々がほっと一息つける場所、日比谷公園。
喫煙所では疲れた一服、暗がりではポケモンGOに励む人たちの姿。
まさに都会のオアシスです。
その一角にある旧日比谷図書館を最初の被写体に選びました。
ISO感度を12800まで上げているためノイズは目立ちますが、
このサイズなら十分許容範囲。AモードでF値2.8に固定して撮影。
倍率は19mmで、かつて使っていたトキナーの最大広角18mmに近い画角です。
今使っている28mmスタートのレンズと比べると、
たった10mmの差でも「世界がまったく違う」と感じます。
📷 Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD|19mm・1/20秒・f2.8・ISO12800
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日比谷サロー|15mmの最大広角、F2.8の力を実感
これが15mmの最大広角で撮影した1枚。
「RAW合成」機能を使い、ブラケット撮影(BKK撮影)
で露出差をつけた3枚を合成しています。
F値2.8の明るさのおかげで、暗所でもISO感度を必要以上に上げずにシャッターを切れます。そしてこのレンズのもうひとつの特徴が「寄れる」こと。
ファインダーを覗きながら被写体に近づいていくと、
気づけば近づきすぎていることも。注意が必要です。
なお、このレンズはプロテクターが取り付けられないタイプ。
前玉に傷をつけないよう、寄る際は集中しすぎないよう心がけたいところです。
📷 Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD|15mm・1/15秒・f2.8・ISO2000
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日比谷壕から丸の内方面を望む|RAW合成の力
外堀通り沿い、日比谷壕から丸の内のビル群を望む構図。
この写真もブラケット撮影した3枚をRAW合成で仕上げています。
下の3枚が合成前の素材。露出ステップを+0.7ずつずらしながら撮影し、
それをソフトを使って1枚に仕上げました。
📷 Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD|15mm・1/15秒・f2.8・ISO2000(RAW合成後)
日比谷交差点|15mmの圧倒的な広がり
外堀通りを渡りDNタワー21へ。F値2.8全開。
手持ちでもこのサイズであれば十分鑑賞できる仕上がりです。
VCの手ぶれ補正も効いているのでしょう。隣のピンクのネオンはペニンシュラホテル。
そして晴海通りの交差点。タイ航空入りの日比谷マリンビルとホテルペニンシュラ。
有楽町方面のネオンが奥に続く夜景。
この日は十五夜。月が雲に見え隠れする夜に、
15mmという画角は空の奥行きから建物の高さまで一枚に収めてくれます。
📷 日比谷交差点と晴海通り|15mm・1/15秒・f2.8・ISO1100
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東京駅丸の内駅舎|十五夜の月光と都会の星空
行幸通路から東京駅丸の内駅舎を正面に望むスポット。
仕事帰りの日本人だけでなく、ソロで撮影に来た外国人にも大人気の場所です。
テレ端30mmで撮影した1枚と、15mmで引いた1枚を比較してみました。
30mmで整然と収まった駅舎も、15mmにすると両脇のJPタワーまで一気に広がります。
ISO感度1600、手持ち、VCオンでも十分な仕上がり。
超広角レンズを手に入れたとき、真っ先に思い浮かべたのが星空撮影でした。
でも仕事帰りに星空の見える場所まで行くことはできない。
それなら都会の星空=ネオンの星空を撮ればいい——
そんな発想で歩いたこの夜は、大正解でした。
📷 東京駅丸の内駅舎|30mm・1/10秒・f9.0・ISO12800
📷 丸の内の夜景|15mm・1/15秒・f2.8・ISO1250
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おわりに|買って大正解、この1本
東京駅に到着し、丸の内側から駅の屋根を見上げてラストショット。
十五夜の月を眺めながら歩いたレンズ試し撮りの夜は、大満足で幕を閉じました。
タムロン SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD、ずばり買って大正解でした。
F値通しで2.8という明るさは夜景・暗所撮影に絶大な効果を発揮します。
15〜30mmという画角は標準レンズの18mm前後もカバーするため、
常用レンズとしても使いやすい1本。
「寄れる」特性と手ぶれ補正(VC)のおかげで、手持ちでも安定した結果が得られます。
フルサイズ一眼+超広角レンズという組み合わせ、
しばらくは夜景や風景中心でこのレンズを使い込んでいきたいと思います。
紅葉の季節も楽しみです。
📷 東京駅構内(丸の内側)|15mm・1/15秒・f16・ISO7200
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この記事のまとめ
– 使用機材:Nikon D750 + TAMRON SP 15-30mm F/2.8 Di VC USD
– 撮影場所:日比谷公園〜外堀通り〜東京駅丸の内(夜間・手持ち)
– 15mmの超広角は空の奥行きからビルの高さまで一枚に収められる圧倒的な画角
– F値2.8の明るさにより暗所・夜景でもISO感度を抑えた撮影が可能
– RAW(ブラケット撮影)と組み合わせると表現の幅が大きく広がる
– 「寄れる」特性と手ぶれ補正(VC)で手持ち撮影でも安定した結果が得られる
– 評価:オススメ度 ★★★★★
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