【シェアハウスのテラス、1階部分なのでセキュリティが少し不安だった】
筆者のRonin(Ronin@ No more work)です!
【前回の記事】はこちらから。
https://roninlife03.com/2021/06/27/workaus11/
「Hey Im Jay」
このシェアハウスで一番に出会った彼の名前は”ジェイ”と行った。
僕も同じ様に彼に右手を差し出し握手を交わした。
「じゃ、これで僕は行くから。」
「明後日、シティにある僕の事務所に来てオリエンテーションをします」
「何か質問はある?」
エージェントに、そう聞かれても突然の事で質問なんて浮かばない。
彼が去ってしまえば日本語を話せる人はいない。
事前に聞いてはいたが、このシェアハウスの日本人は僕一人だそうだ。
アラサーにして、英語をほとんど話せない僕はパニックになりそうだった。
「じゃ後、なんとかなるから」
そう言ってエージェントは、僕を残し去って行った。
何か他に用事を抱えていたのか、彼の行動は心なしか足早に見えた。
【3LDK/2バスルームの大型シェアハウス】
薄暗い部屋の中で、ジェイと僕の2人が残った。
エージェントはジェイに僕の事を軽く紹介し、同部屋だと言うことを告げていた。
ジェイは僕のシェアメイトでありルームメイトでもあった。
エージェントとジェイは英語で話していたので、その場では理解不能だった。
その後、少し英語がわかるようになってくると、「その時に何を話していたのか?」を理解出来るようになった。エージェントの「なんとかなる」の意味も今なら理解出来る。
*当時の経験からのひとくちメモ✎
僕の部屋は3人部屋なので、彼の他にもう一人ルームメイトがいるようだった。
ジェイは僕を部屋に案内してくれた。
「Are you Japanese??」
「Where You living in japan??」
など質問をしてくれるが、英語の会話に緊張して満面の笑みを浮かべるだけだった。
日本人が良く言われる「ニコニコしてやり過ごす」作戦だ。
そしてなんとか振り絞って言葉を出す。
しかし、FAXを受信した時のようににカタカタと「イエス・ノー」で返答するのが精一杯だった。
アメリカの時の事が思い出される。
あまりに英語が話せなさすぎて、ホームステイ先の家族とほぼコミュニケーションが取れなかったのだ。
それでも、アメリカの場合はホームステイだったので、引きこもりでも問題無かった。
食事の準備が終わると声が掛かるが、家族と食事をすることも無かったし、基本は一人だった。
アメリカにホームステイした当時は、まだPCもスマホも無かった。
インターネットもまだまだ普及しておらず、部屋に居るだけの日々が苦痛でしか無かった。アメリカは広く、車が無いと何処にも出かけられないし、夜も基本外出はしない。
日本から持ってきた小説を何度も読み返したりするだけの1ヶ月はかなり苦痛でもあった。
*当時の経験からのひとくちメモ✎
当時の事がフラッシュバックして来たが、考えて見ればジェイも英語を勉強しに来ている。
僕は日本語、ジェイは韓国語。
お互いに英語が母国語ではない同士、英語でも会話はつたないながれも伝わった。
そして、リビングから廊下の一番、奥の少し大きめの部屋が僕らの部屋だった。
部屋の中に案内されると、シングルベッドと、2段ベッドが配置されていた。
【2段ベッドの上段が僕の割当られたベッドだった】
室内にはバスルームとトイレもある。
もう一人、シングルベッドで寝ていた青年がムクッと起きた。
彼がもう一人のシェアメイトのようだ。
「Hello Good morning!!」
メガネを掛けて挨拶して来た彼の名前は「Chan(チャン)」と言った。
チャンも韓国人。チャンにジェイ、そして僕の3人がルームメイトとなった。
オーストラリアに来たのにどうして、韓国人と日本人がいるのだろう?
ここでまたもや疑問が湧いた。本当にここは外国なのか?現地の人に会わないモノなのだろうか?
僕の頭の中では、過去のアメリカでの経験やタイや欧州への旅行から「現地へ行けば現地の人がいる」
そんなイメージが刷り込まれていた。
しかし、ここは今までの外国とは違う。
オーストラリアの観光地でも無く、語学を勉強しに来る人間が集まっているのだ。
ならば現地の人では無く、他の国の人としか会わないのも当然だろう。
僕はようやく、このワーキングホリデーが今までの旅とは違う事が理解出来るようになってきた。
2人のルームメイトはとても親切だった。
荷物の整理を手伝ってくれたり、僕が使う棚のスペースを空けてくれたりと忙しく動いてくれた。
ジェイもチャンも大学を卒業したぐらいの年齢で23歳〜24歳の青年。
大学を卒業してオーストラリアへ来ているとの事だった。
僕のように会社を退職して、再就職もいまいちで…。
そんなタイプでは無く、健全に勉強と休日を楽しみに来ている様子だった。
そして、部屋の中で荷物の整理をしていると、部屋の外からガタゴトと音が聞こえて来た。
どうやら他のシェアメイトも行動を始めたようだ。
「他のシェアメイトを紹介するよ」
と言って2人は僕を部屋の外に連れ出し再びリビングへ向かった。
また次回の記事もよろしく!!
