北海道

125CC スクーターで巡る!キャンプ泊で綴る北海道ツーリング Vol.6

はじめに

(風雨吹き荒れるキャンプ場から)

なかなか快晴な天気にならないままテントで1泊を過ごした。

 

翌日、昨日よりも多少なりとも天気が回復。何とか今日は雨に降られなさそう。今回のツーリング旅は終わりの日程を決めてないため、自由気ままに時間を使うことができる。

天気が悪ければ足を止め、天気が良ければ先へ進める。コロナ禍と言うこともあり、キャンプ場はどこも閑散としている状態。というか街自体も閑散としている??

海外旅行でバックパッカーをしていた時のように、次の街にあてもなくたどり着いて、宿を探すことになり、結局夜遅くまで見つからずに駅で野宿なんて言うこともない。

 

そういう意味では、北海道ツーリングはキャンプ場も点在していることから、宿泊のフェンに関しては非常にイージーであると感じる。

初日はテント泊としたが、明日もテント泊となると困ったことがある。テントをはじめとしたキャンプギアが乾かないのである。乾かないままだとテント収納することもできない。

収納することができない場合、45リットルのポリ袋に入れてそのままスクーターの足元に踏みつけておくか、サイドバックの中に無理矢理入れてジッパーを少し開けて自然乾燥させる方法しかない。

 

初日の宿泊から、今まで経験したことがないような難題が降りかかる。

 

そんなことを考えながら、テントの撤収をしていると、キャンプ場に泊まっていたもう1人のライダーも撤収し始めていたので、話しかけてみる。

もう1人のソロライダーは青森からツーリングに来ているそう。こうしてキャンプ場の中で近隣の人と仲良く話すことができるのがツーリングキャンプの醍醐味かもしれない。

 

お互いの安全を祈り、一路宗谷岬へ出発。

 

首都圏のキャンプ場では、しっかりと区画が決められて、その区画内を「通った」や「炊事場の占領」などで問題になることもあるよう…。普段の生活とは対極にあるキャンプ場と言う場所。しかしそんな場所でもノビノビできずギスギスしていたのではなんだかなぁ…。と言う気持ちになる。その点北海道はイイね。

 

留萌市周辺を散策

(るしん ふれ愛パークに立ち寄り)

 

厚田キャンプ場を出発したバイクは一路北上し海岸線沿いを走りながら留萌市へ。

留萌と言う地名が北海道っぽい。長面以外にも道路を走っていると、端の名前が北海道っぽいところが多く、色々と目移りしながら道中を楽しむ。期待していた。青空は見えず、灰色の空の下、熱い雲がこちらへ来ないことを祈りながらのツーリング。

そして、留萌市内へ入ると、まずは街の情報を得るために道の駅へ入ってみることに。

ここでバイク旅のうっかりポイント。僕はスマホ以外にも一眼レフカメラ、モバイルバッテリーを持っているのだけれど、車と違って給電設備がないと充電を行うことができない。するとスマホのナビはおろか、デジカメも使うことができなくなってしまう。アマゾンで買ったモバイルバッテリーはソーラー付きのものを買ったが、全く充電されない…。

 

↓ソーラーパネルが小さすぎてほぼ充電できない?

 

 

 

↓パネルとバッテリーが別になっている方がおすすめ。

 

 

 

その後、モバイルバッテリーはソーラーパネル付のものではなく、ソーラーパネルは別で購入することで充電問題は解決。キャンプや海外フェスに行った時にも、このソーラーパネルはしっかりと発電をしてくれて大活躍しました。バイクであれば、ちょっと配線を加工して、USB端子を取り付けるのが1番良さそうです。

 

 

 

 

留萌駅前 蕎麦屋 丸長

(留萌駅前は閑散としていて、ほとんど人の気配なし)

とりあえず駅に行ってみると、レトロな佇まいの留萌駅が登場。人の気配はほとんどなく駐車している。車も果たして利用客のものなのかは全くわからない。やはり鉄道よりも車がメインの北海道の大地。

 

 

(留萌駅前にある蕎麦屋さんで本日の食事とする)

 

朝にキャンプ場を出発して留萌に到着。

天気は回復しないまま本日の宿探しをすることに。その前に1日1回のお楽しみ。コンビニ飯ではなく飲食店での食事。まだ夕方だけど、あまり暗くなってから飲食店を探すのは難しいと考え、今日は早めに夜ご飯を済ませてしまうことに。あまり食にこだわりのない僕。北海道ならではのものはあえて食べず。地元の味のあるお店に入ってみることに。

ここが結構美味しくて、お客さんは僕1人だったけど、漫画を読みながら、ゆっくり過ごさせて貰いました。(2025年Google マップを見ると既に閉店してしまった様子)

 

 

みつばちハウス留萌

(ツーリングマップルに掲載されていたライダーズハウス)

北海道ツーリングを始める前に購入したツーリングマップル。ライダー御用達のマップのためライダーが無料で宿泊できる「ライダーズハウス」と言うものが掲載されている。

このライダーズハウスと言う施設は、北海道の各所に点在しており、ボランティア運営されている簡易宿泊施設のよう。北海道ツーリングが全盛期の頃はかなりのライダーで賑わっていたよう。訪れた2020年は外から見た感じ、全く人気がない様子。

営業しているのかもわからなかったです。

 

 

海外では、こういった無料の宿泊施設に宿泊した経験はあるけれど、日本国内では初めてこのような場所を見かけました。ツーリング中に他のライダーの方と話すと「利用したことがない。」と答えた方が100%でした。やはり自分の時間を大切にしたい方は、テント泊やビジネスホテルに宿泊される方も多い時代なのでしょう。雑魚寝スタイルも過去の産物となっていくのでしょうか。興味のあるかたはレビューを参考にされたし。

 

神居岩総合公園キャンプ場

(炊事場もある無料キャンプ場)

留萌の中心部から少々離れた場所にキャンプ場で今夜の寝床を確保。

こちらのキャンプ場、本日も宿泊客は僕1人と愛知ナンバーの軽自動車の方が1名のみ。受付の方に声がけし受付を済ませます。生ごみなどを放置すると野生動物や熊がやってくる可能性があると言うことで、ゴミは必ず持ち帰りのお約束。

 

前日の濡れたテントを引っ張り出し設営を開始。灰色の空に小雨が降る天気のまま自分の着ている服も小雨に濡れてしまって、不快なまま夜を迎えました。バイクツーリングで雨が降っているとどこにも出かける気が起きず、テントの中から外の企業を見ながら静かに夜を過ごしました。木々が多く樹立しているため風雨をしのぐことができました。

 

あまり充電もないので、スマホで動画を楽しむこともなく、ソーラーランタンの充電がなくなったところで早々と寝ることにしました。寝るときは耳栓をして寝ていますが、風邪の音なのか動物の音なのか夜にガサガサと音がするのがちょっと怖かったです。

夜には管理人さんもいなくなり、車中泊の方は車に守られているので、安心して寝ることができます。テント布1枚…。野生動物にいきなり突っつかれたらどうしようかと恐怖感を持ちながら就寝しました。

 

 

 

 

おわりに

(留萌駅前のお蕎麦屋さんの店内)

北海道に来て何日目でしょうか?

テント泊やアウトドアも時々楽しむ分には良いですが、毎日雨の中で設営と撤収を続ける。これは非常に疲れます。バイクにまたがり数百キロを走破…。

それから雨天の中テントを設営し、テントの中に慌てて入り込むも、前日に濡れたテントは、布がしっとりと濡れていて不快指数は100%…。バックや衣服類も全て濡れているし、乾かすこともできない。

電子機器については水濡れ厳禁なのでその辺も気をつけなきゃいけないし、カメラについてはカビにも注意しなければいけません。北海道ツーリングに出るまでは8月の北海道は毎日天気が良いものかと思っていましたが、実際は北海道自体そんなに天気が良い場所ではないことに気づいてきた頃でもあります。

思っていたよりも、結構ハードな北海道ツーリングの初盤です。

ABOUT ME
Ronin
Roninです。 旅とカメラとバックパッカー。普段は設備工事の仕事をしながら気が向いた時にフラっと旅人しています。パック旅行よりも制限されない個人旅行が昔から好きです。